スパーズ4連勝
この時期にまさかの4連勝。歴史的にブローアウトされた試合後だったので、この結果は予測していなかったです。
スパーズの試合ばっかり見ているからそんなに実感がないのですが、スパーズはチームが噛み合うまで時間がかかるチームらしい。そういえばオルドリッジもスパーズに来た初年度にチームフィットに時間がかかった等言っていたような。去年からメンバーもガラッと変わっているから仕方ないのかな。しかしチームの雰囲気が良いのが伝わってくるな、デローザンがルディに抱きついたのとか最高。レナード時代にはなかったものだろうな、そういう意味ではレナードとオルドリッジでやっていくのは難しかったんだろうな。
試合を見ていて思ったのは、オルドリッジのオフェンスで停滞させないように変更していること。ポストアップから時間をかけて1 on 1していた最近でしたが、ここ数試合は明らかに流れを止めないようにオフェンスしている。プルアップミドルをしたり右手ドライブからのフックにいくタイミングを早くしている。あとは簡単なハイロウや制限エリアで確率の高い(であろう)オルドリッジに流れの中で周りが合わせていること。結果簡単に点が取れていて、ミドルも入ると止めるのが難しい。フィジカルで勝てる相手には元から負けないんだけどな。
あとはルディ・ゲイ。今シーズンのスパーズはルディ・ゲイの健康に左右されそうだ。ガリナリとかルディ・ゲイは怪我しなきゃオールスターだし、チームをプレイオフに導く力があると思う。今日のSASvsLACのマッチアップを見ていて思ったことだった。
フォーブスはディフェンスが相変わらずひどい。今日のLACでは序盤から徹底的に狙われてたなあ。シュートは今シーズン見違えるように入っているけど、このディフェンスとパスの下手さではマイナスの方がでかい気がする。本当はベリネリとかレディックみたいな使い方をしてあげるのが良いんだろうけど。
Lonnie Walkerがローテに入り出すと、フォーブスとベリネリはプレイタイムかなり減るんじゃなかろうか。というか、2番ポジションは大渋滞なので、デローザン含めて今後どうするんだろうかね。
とりあえずプレイオフ目指して頑張ってほしい。ウェストの順位表はいつ見ても笑います。スパーズは今10位ですが、これがイーストだと6位だからね。泣きたくもなる。サンズは相変わらずで安心しています。安心と信頼のサンズ、頼むからエイトンみたいな才能溢れた若者の将来を潰すようなことはしないでほしい。来年ハチムラがサンズ行ったりしたらどうしよう...
スパーズ14試合終了時点での現状、少しのスタッツ
スパーズがとても弱いわけで、シーズン途中に勝率5割に並んだのは初めて見ました。
LRはキングス戦以外は全て見ましたが、ゲイとガソルがいない中ではまあ仕方ないのかなあ、という感じ。特に今期はスモールでの対応を余儀なくされているため、オルドリッジの負担がすごそう。メンタルが弱いところがあるのはそうですが、一人でリバウンド、リムプロテクトまでしてオフェンスはアイソで点を取れなんてスパルタが過ぎる。
LAC戦ではルディが出てるだけである程度そこの問題は解決してたので、どうか健康に過ごしていただきたいです。ちょこちょこ休まれるのは正直厳しい。
あとは少しだけ、ホワイトに関して。まあほとんどルーキーなので個人的にはそこまで求めるのは酷かつ早いという気はしますが、今のところフォーブスよりも悪い。そして今後が不安になるのは、デローザンとの相性が悪い気がするなあ。ホワイトはしっかりゲームメイクするタイプなので、ホワイトがボールを持ってる時にデローザンが消えてしまう時間が長い。パスが上手いのでそこで噛み合えば良いのですが、今の戦術はアイソ寄りなことが多いので難しいかなあ。しっかり模索してもらいたいっす。ちなみにホワイトのオフェンス効率はチーム最悪の85.6。ここから成長はあるとは思いますが24歳なのでどうかな、そこまで大きく成長することはないのではないかな。
ホワイトが復帰してからチーム成績は芳しくないもののルディなどの怪我と重なり、まだ時間がかかるのかもしれません。
以下ちょっとしたチームスタッツ。
ディフェンス効率17位という不名誉な状況なわけですが、これがクォーターごとで結構変わっている。試合見てればわかるけど、整理するために書きます。(2018/11/17時点)
オフェンス効率 14位 107.7
ディフェンス効率 17位 108.5
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--------------1Q----------------
オフェンス効率 23位 102.9
ディフェンス効率 11位 103.5
--------------2Q----------------
オフェンス効率 12位 115.1
ディフェンス効率 20位 112.0
--------------3Q----------------
オフェンス効率 23位 102.6
ディフェンス効率 28位 115.8
--------------4Q----------------
オフェンス効率 15位 109.2
ディフェンス効率 9位 103.5
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ここまではまあ普通(赤字以外)ですが、これを勝った試合負けた試合で分けます。
すると。
WIN
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--------------1Q----------------
オフェンス効率 17位 110.3
ディフェンス効率 2位 87.6
--------------2Q----------------
オフェンス効率 19位 115.1
ディフェンス効率 25位 107.4
--------------3Q----------------
オフェンス効率 24位 108.8
ディフェンス効率 28位 112.3
--------------4Q----------------
オフェンス効率 23位 107.1
ディフェンス効率 10位 101.8
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次に負け
LOSE
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--------------1Q----------------
オフェンス効率 23位 95.3
ディフェンス効率 24位 120.4
--------------2Q----------------
オフェンス効率 2位 115.1
ディフェンス効率 17位 116.8
--------------3Q----------------
オフェンス効率 21位 95.9
ディフェンス効率 25位 119.4
--------------4Q----------------
オフェンス効率 4位 111.3
ディフェンス効率 5位 105.3
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ここから見えてくるのは、勝った試合では1クォーターのディフェンスがとても良く、そのあと安定はしないもののなんとか勝ちきる、というパターンが多いのに対して、負けた試合では1クォーターで何もうまくいかずに、2クォーターで諦めず詰めようとするものの、3クォーターでやっぱりやられて4クォーターに頑張った時にはもう遅い、という負けパターン。試合見てたらそんな感じなのでまあそうなんでしょう。にしてもオフェンスとディフェンスどちらもTOP5以内は逆にすごい、それで負けてるのは3クォーターまでが酷過ぎるんでしょうね。
サンズ戦で1クォーター32-19でそのまま負けたあと、ホワイトが「1クォーターが終わった時点で気持ちが下がってしまった」とか言ってたので、最後まで頑張り抜いてほしいなあとは思います。実際途中追いついてるんだし。
毎年サンズに一回は負けてる気がしますが、結構な屈辱なので頑張ってほしいです。
サンズは1クォーター目でシュートタッチ確かめて、入りそうだったらその試合は頑張るみたいなのはやめてください。
Spurs 5試合終了時点の話
San Antonio Spursの2018-19シーズンも5試合が終了。
ディフェンスが懸念材料だった今シーズンは、ガード陣の怪我の多さでさらに酷い。
5試合終了時点で、DEF Ratingは圧巻の118.5、NBA最下位。
ペリメータ中心のハイテンポな現代NBAで、フォーブスとミルズの無力ディフェンスが際立っている。というかパティってここまでディフェンス悪い子でしたっけ...
D・ホワイトは多少はディフェンス良いはずなのでそこに期待するしかない状況、早よ復帰してくれ。
今日のレイカーズ戦は、前半はともかく後半は相手のディフェンスを50点以下に抑え、ペースを抑えた上で僅差で勝つというスパーズの伝統芸的な試合だったので、個人的には満足しています。
そしてこの僅差で勝利を手繰り寄せるスパーズの十八番、とても心臓にクるものがあって、それがスパーズの面白さを際立たせてるんじゃないかなあと思いました。
ディフェンスから立て直したいと強く願った日でした。
にしても、ダンテ・カニングハムはディフェンスがいまのスパーズでは一番良くて、今日もレブロンを頑張って抑えてくれていました。
DEF Ratingもスパーズで圧巻の一人だけ100点代。
スパーズにいそうで、今まで居なかったのはなんでだと考えた瞬間にカワイ・レナードのことを思い出して、部屋で一人センチメンタルな気持ちになったのでした。